防水工事とは、建物の屋上や共用廊下、バルコニーなどに防水層(膜)を形成し、水の侵入から建物を守る工事です。防水工事は、施工部位、使用状況、また気候条件などによって最適な工法や防水材を選択する必要があります。
改修工事は既存の防水層があるため、古くなった防水層を撤去するか(撤去工法)上からカバーするか(かぶせ工法)などを状況に応じて判断して工法を決定する必要があります。
新築工事・改修工事に関わらず立地や周辺の状況、建物や施工部位の利用目的に合った防水工法を選択し施工する必要があります。
ダイフレックス防水工事業協同組合東京支部は防水工事の専門業者と防水材メーカーの協同事業です。所属各社の得意な工事・工法を把握しているのでお客様の防水の悩みや抱えている問題の解決に適した業者をご紹介できます。また、建物の調査診断は工法を熟知しているメーカーの調査診断担当者が同行しますので、より適した工法をご提案できます。
ウレタン塗膜防水は、液状のウレタン樹脂を塗り重ねて防水層を作る工法です。継ぎ目のない防水層を形成できるため、狭い場所や複雑な形状の施工にも対応します。塗膜防水は液状材料を現場で塗布・硬化して防水層が形成されるため、塗膜の品質確保が課題でした。
ミエルカシステムは通気緩衝シートの表面デザインと半透明のウレタン塗膜防水材の組合わせにより、施工過程での塗膜厚が目で見て確認できる防水層のプロセス管理を実現させました。
ウレタン塗膜防水層品質確保には、塗膜厚の確認が重要になります。確認方法には、入針式、切取り式などがありますが、防水層を傷つけてしまいます。ミエルカシステムなら塗膜厚を確認しながら施工できるので防水層を傷つける確認方法は必要ありません。
バリューズ工法は「防水層品質管理システム」に裏付けされた信頼性の高い防水層により、施工後最長30年の保険付長期保証を実現しました。
超速硬化ウレタンスプレーと特殊な改質アスファルトシートで塗膜厚を確認しながら施工します。吹き付けたウレタン防水材の硬化後、防水層を傷つけずに測定できる非破壊式膜厚計を用いて膜厚を確認することによって高品質な防水層保証します。
超速硬化ウレタン防水スプレーについて
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塩ビシート防水は、工場ですでに防水層の品質が担保された状態で出荷されたものを設置するため、防水の品質が安定しているという長所があります。しかし形成されたシートを貼り付けるため、継ぎ目や端部からの浸水に注意を払った施工が求められます。また複雑な形状の箇所への施工も同様に技術が求められます。
シーカの塩化ビニル樹脂系シート防水システムは、様々なプロジェクトで採用されており、50年以上の実績を持ちます。現在では世界中へ年間3,200万㎡以上供給しています。
シーカプラン防水システムは世界中で使用されているので、砂漠から極寒地域までの気候や竜巻や豪雪などのあらゆる気象条件に合わせなくてはいけません。半世紀以上蓄積してきたノウハウで厳しい耐久実験を行い、厳正な審査のもと各国の製品認証を取得しています。
古くから使われている工法で施工後すぐに防水層が機能するため信頼性があります。しかし、溶融窯でアスファルトを溶かして防水層を形成する熱工法でしか施工できないため火災の危険があり、強い臭気が発生します。このような問題があり、開発されたのが、 改質アスファルトシート防水です。改質アスファルトシートはアスファルト防水の利点を活かしつつ、様々な工法での施工を可能にした防水材です。工法には、剥離シートをはがして接着する「常温粘着施工」やバーナーでアスファルト層を溶かして接着する「トーチ工法」などがあります。
トーチ工法と呼ばれるアスファルト防水工法の一種です。シートの裏側の溶融層をトーチバーナーであぶり、溶融アスファルトを出しながら張り付けていく工法です。
ダイナトーチは溶融釜を必要としないため、作業の危険性、施工時の臭いや煙がほとんどありません。施工もアスファルト熱工法と比べると非常に短い期間で完了します。
長尺シートはビル・マンションの共用廊下、バルコニーなど人出入りが激しい場所によく使用されるシート状の床材です。人通りの多い場所に使用するため、耐久性・防滑性に優れています。階段用に、より防滑性が高いシートもあります。
ダイナフロアは防滑性ビニル床シートとウレタン塗膜防水材を組み合わせて施工します。これにより、優れた遮水性が生まれ、マンションの共用部分を漏水から守ります。高い防滑性があるので滑り難く、遮音性にも優れているので足音が響きません。
2層構造にすることにより、安全で安心できる空間を実現しました。特に、信頼性の高いウレタン防水材の上に防滑性に優れた長尺塩化ビニル床シートを重ねることで防水材を保護することに繋がるため防水性能を長期間維持できます。