超速硬化ウレタン防水スプレー工法は超速硬化ウレタン防水材を専用の施工機械を用いて材料の攪拌、吹き付けガンによる施工を行う防水システムで、新築・改修に関わらず様々な部位に施工が可能です。硬化時間に施工後約10時間を必要とする手塗りウレタンに比べ、約3分で指触乾燥、約30分で歩行可能となる超速硬化型のウレタン防水材を使用することで、工期短縮はもちろん、複雑な形状にも均一な膜厚を確保することが可能になりました。
ダイフレックス防水工事業協同組合東京支部(DFK東京)では、手塗りウレタン技術者と同様に、スプレーによる機械施工技術者養成にも力を入れており、専用施工機械のオペレーター及び吹き付け技能者への教育制度を用意し、組合員の技術レベルの確保による確実な施工を目指して活動しています。
超速硬化ウレタンスプレーは、約20秒で指触ができ、約3分で硬化します。そのため集合住宅の開放廊下や外部階段などの共用部や利用頻度の高い場所の工事に適しています。そのため普段の生活に与える影響が少なく、工期短縮が可能となります。
専用施工機械を使い防水工事にとって重要な温度や液圧・材料の攪拌をコントロールし、手塗りでは施工できない純度の高いウレタン樹脂防水材による防水工事を可能にします。
防水工事にはさまざまな工法がありますが、カーブや斜面など複雑な形状の場合、施工が制限されます。 超速硬化スプレーは、従来の手塗りウレタンに見られる「レベリング作用」(平滑化)が無いため、下地の凹凸や勾配の影響を受けず、均一な膜厚の確保を実現、複雑多彩な形状にも制限されることなく防水工事を行うことができます。
専用機械を使用して施工する超速硬化ウレタン防水スプレーは、吹き付け技術だけでなく、機械の使用方法についても熟知しておくことが確実な施工につながります。ダイフレックス防水工事業協同組合では高品質な防水工事をご提供するために、品質管理や安全管理を含むオペレーターと施工技術者の育成に力を入れています。
先輩からの指導のみで機械を扱っていたオペレーターは基本を逸脱するケースがあります。そこで『基本操作からメンテナンスまで』一貫した講習内容で現場活用できる技術提供や、工法・材料の進化に伴う機械施工技術更新や機械メンテナンス及びトラブルシューティング技術を3日間で習得することを目的とした講習会を定期的に開催しています。
スプレーの吹き付け施工による技術者の育成のために、技術者認定制度を制定、現在は「スプレーウレタン・ウレア工業会」へと引き継ぎ、「社内検定制度」として確立しました。
建築、材料の基礎知識等を問われる筆記試験と実際にスプレー機械による実技試験とを行い、ある一定の水準に達したものだけを「超速硬化ウレタンスプレー施工主任技術者」として認定されます。